アスパラガスとワインというと
白ワインを思い浮かべる人が
多いかもしれません。
でも
作り方とワインの選び方次第で
赤ワインとも
とても相性が良くなります。
今回は
アスパラガス農家の目線で
赤ワインと合わせやすい
料理の考え方と
具体的なメニューをまとめてみました。
1 アスパラガスが 赤ワインと合いにくいと言われる理由
アスパラガスには
青さ
ほろ苦さ
独特の香り
があります。
これが
渋みの強い赤ワインと合わさると
えぐみが出やすくなる。
そのため
合わない
と言われがちです。
ただ
火入れ
油
旨味
を加えることで
この印象は
大きく変わります。
2 赤ワインと合わせる基本の考え方
ポイントは
三つです。
アスパラガスの青さを
和らげること。
油脂で
渋みを受け止めること。
ワインは
軽めを選ぶこと。
この三つを押さえるだけで
赤ワインとの距離は
ぐっと縮まります。
3 アスパラガスと赤ワインのペアリング料理集
ここからは
家でも作りやすい
具体的な料理を紹介します。
3 1 アスパラガスのグリル バター仕上げ
シンプルですが
一番失敗しにくい料理です。
しっかり焼いて
青さを飛ばす。
仕上げに
バターを少し。
これだけで
軽めの赤ワインと
自然に合います。
おすすめは
果実味がやさしいタイプ。
3 2 アスパラガスとベーコンのソテー
塩気と脂が加わることで
赤ワインとの相性が
一気に良くなります。
ベーコンは
焼きすぎない。
アスパラガスは
食感を残す。
このバランスが
ポイントです。
3 3 アスパラガスの肉巻き
豚肉や牛肉で
アスパラガスを巻く。
肉の旨味が
青さを包み込み
赤ワインの渋みとも
ぶつかりません。
家庭の食卓で
一番取り入れやすい
組み合わせです。
3 4 アスパラガスときのこのソテー
きのこの旨味は
赤ワインと
相性が良い。
ここに
アスパラガスを加えると
全体が
やわらかくまとまります。
オリーブオイルと
少量のバターで
十分です。
3 5 アスパラガスのミートソースがけ
トマトと肉の酸味と旨味が
アスパラガスを
しっかり受け止めます。
パスタほど重くなく
前菜としても
使いやすい一皿です。
4 合わせやすい赤ワインのタイプ
渋みが強すぎないもの。
果実味が前に出るもの。
樽感が控えめなもの。
具体的には
軽めのピノノワール
やさしいメルロ主体
こうしたタイプが
合わせやすい印象です。
5 まとめ
アスパラガスと赤ワインは
工夫しないと
合わない。
でも
工夫すれば
とても楽しい。
火を入れ
油を使い
旨味を足す。
それだけで
赤ワインとの距離は
ぐっと縮まります。
旬のアスパラガスと
肩の力を抜いた赤ワイン。
そんな夜も
なかなか悪くありません。
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