本日、伊那市のラーメン原点に行って、油そばを食べてきました。
今月いっぱいで閉店するということで、懐かしい思い出と共に、その味をじっくりと噛みしめました。
1998年夏、甲子園の名勝負を見たあの場所
特に強く記憶に残っているのは、1998年の夏の甲子園。
横浜高校とPL学園の壮絶な延長戦。
私は当時、伊那中野球部時代の友人たちと一緒に、ラーメン原点のテレビでこの試合を観ていました。
まだ学生だったあの頃、夢中で野球に打ち込んでいた私たちにとって、あの試合は衝撃であり、希望でした。
そして、その時間を過ごしたのがこのラーメン原点だったということが、今も心に深く残っています。
地元に愛された、伊那市の名店
店内には、地元高校の野球部による寄せ書きやサインが今も掲げられていて、
多くの若者たちがこの店に通い、語り合い、エネルギーをチャージしてきた様子が伝わってきます。
ただラーメンを食べるだけの場所ではなく、思い出が積み重なる“地元の原点”のような存在でした。
現在は、かつてのアルバイトの方々が中心となってお店を切り盛りしているそうで、
変わらぬ空気感とあたたかさが、訪れる人の心を静かに包み込んでくれます。
受け継がれてきた味と時間
この日も、変わらぬ油そばの味が、記憶の奥をそっとノックしてくれるような感覚でした。
学生時代の記憶や、部活動の帰り道、仲間との何気ない会話…。
この店には、そんなたくさんの“心の風景”が染みついているのだと、あらためて感じました。
原点で得たものを、自分の仕事に
お腹を満たすだけでなく、人の心に残る場所。
ラーメン原点は、そんな特別な店でした。
ここで過ごした時間や感じたことを、これからの自分の仕事にも活かしていきたいと思います。
たとえば、自分も“誰かの記憶に残るような仕事”ができたら。
ラーメン原点がそうであったように。
本当に長い間、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。