「亀の尾」とは?
「亀の尾」は、明治時代に山形県庄内地方の篤農家・阿部亀治によって発見・育成された品種です。その特徴は…
- ふっくらとした炊き上がり
- ほどよい粘りと独特の香り
- 冷めても美味しい味わい
その品質の高さから、かつて多くの高級料亭や寿司店がこぞって使っていた歴史もあります。また、現代の人気品種「コシヒカリ」や「ササニシキ」の祖先でもあり、日本の稲作史の中で欠かせない存在といえるでしょう。
「幻」と呼ばれる理由
昭和以降、病害への弱さや収穫量の不安定さから、徐々に生産されなくなり、市場から姿を消していきました。現在では一部の農家だけが受け継ぎ、丁寧に育てている“超・希少米”です。
ファーム有賀では、自家採種・限定生産というかたちで、この特別な品種を信州伊那谷の地で復活・継承しています。
信州伊那谷という風土
長野県南部、天竜川が流れる伊那谷は、四季がはっきりとし、昼夜の寒暖差が大きい気候が特徴。お米の甘みを引き出すには、まさに最適な環境です。
- 標高約700mの冷涼な気候
- 豊かな雪解け水
- 土のミネラルを活かした栽培
こうした自然環境に加え、**農家自身が直接お届けする「顔の見える米づくり」**を徹底しており、安全性と品質においても自信をもってお届けしています。
発芽の瞬間から始まる、特別な一年
種もみが発芽するこの瞬間は、農家にとっても特別な意味を持ちます。
「今年も、命が動き出した」。
それは、秋の収穫へとつながる最初の一歩であり、この芽一つひとつに、私たちの1年がかかっています。
まとめ:この秋、あなたの食卓に“幻の旬”を届けたい
ファーム有賀では、この「亀の尾」を数量限定・定期便でのみお届けしています。精米はご注文ごとに、鮮度を保った状態で。まさに、“旬を閉じ込めた”お米の贈り物です。
この春に芽吹いた一粒の命が、秋には黄金色の稲穂となり、あなたの食卓へ——。
その物語を、どうぞご一緒に味わってください。